うさぎを飼っていて突然
給水ボトルの水の減りが増えたり、トイレに水たまりができたりする
多飲多尿について原因や要因について解説します。
事象
多飲多尿の事象について
・給水ボトルの水の減りが普段より早く感じる
・トイレの砂がたくさんオシッコを吸って水たまりもできている
などがあります。
「飲む水の量が増えたから尿の量が増える」か
「尿の量が増えたから飲む水の量が増える」のどちらかにより
多飲多尿になります。
原因・要因
結論、食欲が落ちている場合は病気の可能性があるので
迷わず病院で診てもらうことをおすすめします。
人間でも同じですが人それぞれうさぎそれぞれで水を飲む量は個体差があるため
多飲の判断も個体差があります。
基準としては1日に飲む水の量は体重の10%と言われているため
うさぎの平均体重1.0kg~2.5Kgをふまえると100~250mlです。
飼育環境
うさぎの飼育環境が
室温が25度以上の高温、湿度が60%以上の多湿の環境では
うさぎにとって適切な環境ではなく多飲多尿になる可能性があります。
ストレス
うさぎは捕食動物ということで
過度なコミニュケーションはストレスを感じてしまいます。
ストレスを感じると腎臓への負荷が大きくなり体に異常を起こしてしまいます。
腎疾患(じんしっかん) 腎不全(じんふぜん)
腎臓は血液をろ過することで体の水分量を調整したり老廃物を尿から排出する機能があります。
腎疾患や腎不全によって腎臓(じんぞう)の機能が低下している場合に
体が水分の吸収ができず多飲多尿になる場合があります。
腎臓に問題がある場合どのように検知するのか?気になる方もいるかと思います。
腎臓の機能低下は専門の動物病院で診てもらうことで
尿検査・エコー検査・レントゲン検査・血液検査などで検出できる場合があります。
熱中症
室温が高すぎて熱中症になると腎臓にダメージが出ます。
腎臓にダメージがあると腎疾患・腎不全になり多飲多尿になる可能性がります。
去勢手術後
去勢手術後は食欲が増えてペレット・牧草の食事量が多くなる場合があります。
一般的には食事量が増えると水を飲む量が増えます。
予防
異常を検知するために日頃から飲む水の量や出すおしっこの量を覚えておきましょう。
特に、うさぎにストレスがかかることは避けるようにするために
どのようなことがうさぎにストレスがかかるのか情報を得るようにしましょう。
対策
先ずは獣医さんに診てもらいましょう。
腎臓に問題がある場合は薬を投与してもらい治る場合があります。